英検1級に合格するためには、何から始めたらよいか、、、と迷う人もいるでしょう。
結論から言ってしまうと、英検1級に合格するにはなんと言っても「単語力」。
しかし、その前に自分の英語力の現状を把握するということが何より大事かもしれない、と思っています。
英語力は人によって大きく異なる→現時点を把握しよう!
漠然と、「私は英語が学生時代から得意だった」「英語で高得点を取るのは簡単」などと思っている方。
そのような方が英検1級に挑戦するのに、自分の今の英語力を細かく分析することは非常に大事です。
英検1級に合格するには、合格基準ポイントを上回れば良いわけですね。
Reading Writing Listening Speaking この4つに分けられており、それぞれの満点が850ほど。
一次試験を通過するには、Speakingを除く3つのカテゴリーの満点スコア2550のうち、2028を取る必要があります。
例えばReadingとListeningは満点だったけど、エッセイがサッパリで、全く書けなかった、、、と言う場合。
この時のスコアは1700となり、二次試験に進めないのです!
だから、「単語が覚えられていない」「長文読解が苦手」「リスニングが弱い」「エッセイの知識ゼロ」など、自分が合格の位置に達していない部分をしっかり把握することが大事でしょう。
今回は、英検準1級に受かったばかりの人や、同等の英語力をお持ちの方がどうやったら合格へ近づけるか、その取り掛かりを考えてみました。
ご参考になれば、とても嬉しいです。
英検準1級に受かったばかりの人
「直近の英検で準1級に受かった!さあ次は、1級だ」という方。
準1級と1級の間には、大河が流れていると考えてください。
それはもう、ものすごい差です。
高校受験の次は大学受験だ、、、というのと同じくらいと思っておいた方が良いです。
(受験は複数科目あるので、もっと、もーっと大変かも、ですが)
もちろん短期間で合格する勇者もいます。すごいですよね。10代で合格する人もいますからね。
しかし、短期間学習で不合格の結果、「私には英検1級は無理かも・・・」とあきらめるのはもったいないですよ。
コツコツと単語覚えから始めたいところですが、単語だけやって、読解やリスニングなどが準1級のレベルから落ちていく、ということは避けたいですね。
ですから、長文が付いている単語帳を使うといいのではないでしょうか。
旺文社の「英検1級 文で覚える単熟語」などで、経済から医療の文章がたっぷり載っています。
最初英文を読むと、かなり難しく感じる人も多いかもしれません。
難しい資格に挑戦しているって、ある意味「カッコいい」ことだと思えるので、最初は日本語訳を読み込んだり、単語をチェックしたりすると良いでしょう。
この単語帳が難しいなと感じたら、最初に英単語に行く前に、エッセイ対策の本から始めてはいかがでしょうか。
ジャパンタイムズから出ている「英検1級 最短合格!英作文問題完全制覇」などがあります。
前半は、3文ほどの短めの文章がギッシリ入っています。
後半にエッセイの丸々の文が、前半の短文を使いながら作られていて勉強になるのです。
そこでわからない単語を拾って覚えていってもいいかもしれません。
この本は、エッセイだけでなく2次試験にも大いに活用できますよ。
結局、どちらの本も音声付きなので、リスニングの学習もできて良いですね。
ただし、英作文の本だけを使った学習は1ヶ月程度にしてください。
プラス英検1級の単語帳も学習に取り入れ、併用した方が英語力が上がるのではと思っています。
本当に、英検1級って難しい。
実際、私が準1級に合格してからすぐ、1級の試験を受けた感想は「・・・早まった」でした。
ろくに受験準備もしないまま「4択だし、、、運もあるかな」と勢いで受けたのも、間違っていたと思います。
終わりに。英検が一番好きな英語資格試験かも。
確かに英検1級合格への道はキツくて、苦しかったです。
でも、学習内容は非常にためになると思っています。
政治、経済、化学、医療、、、様々な分野について考えたことは、たとえ合格しないまま終わったとしても、良い勉強になるでしょう。
TOEFLやIELTSもそうかもしれませんが、英語を通して何かを学べているのが英検1級の学習です。
我が子は2022年現在、TOEICに勉強をシフトしております。
2021年は、結局英検1級の学習を頓挫してしまいました。
TOEICで目標の点数が出たら、また英検1級学習に戻りたい(戻したい)ですね、、、。
本当は自分で学習したい年頃(大学生)ですが、元英会話講師の母だと干渉してくるのは当たり前だと思ってくれているようで嬉しいです。
こんなことでもなければ、英語からすっかり遠のいてしまいますからね、、、。
さて、英検準1級合格レベルにある方、1級合格に向けて頑張ってください。
私も絶対合格なんてできないだろうと思っていましたが、なんとか運よく受かりました。